2018/07/04 17:00
いつも大変お世話になっている、タスクールさんのコンシェルジュ的な存在である、名城真彦さん。
毎日の激務に追われる中にも、遊び心は欠かさない名城さんのiPhoneケースは、
名城さんの遊び心を尊重して、
『本気で遊ぶ』
をコンセプトにしてみました。
このケースを作る直前、名城さんが書いたブログについて、ご自身が『全米が泣くやつ書けた』というコメントをしていたので、それを元にこの言葉に決まりました。
さて、今回のポイントですが、前述のコンセプトを元に、書道のテクニックを織り交ぜて書いてみました。
漢字の部分は行書をベースにしたのですが、特に注目して頂きたいのは
『米』
です。
何が変わっているかと言うと、書き順が変わっています。
お分かりになりますでしょうか?
通常、三画目は横線になるのですが、この場合、三画目は縦線になっていて、三~六画目までが一筆書きになっています。
一画一画をしっかり書いていく楷書と違い、行書には『崩す・続ける・書き順を変える』という特徴があります。
『全』や『泣』も同様に、続けて書く行書の特徴を見て取ることができますね。
こうした作品を書くにあたって気を付けていることは、
崩し過ぎないこと
です。
漢字には様々な書体がありますが、草書のように、私達が慣れ親しんだ書体とはかけ離れてしまい、読めないものもあります。
カッコ良さを追求しつつ、読めなくなる程にやり過ぎないことを心掛けております。
次に、ひらがなの部分についてですが、ひらがなにもあるテクニックを用いて書いています。
そのテクニックとは、
連綿
です。
連綿とは、二つ以上のかなを続けて書くテクニックのことを言います。
文章を手書きする機会が激減した現在では、あまり見られなくなってしまいましたが、連綿を用いることによって、よりお洒落で大人の文章に見せることができます。
但し、この連綿は
縦書きしか使うことができない
ので、注意が必要です。
今回は、『泣いた』の『い』と『た』を連綿で書いていますが、これによって行書で書いた漢字との書体バランスを取っています。
書道のテクニックを存分に使って書いた言葉を、シルバースターのラメが入ったグリッターケースと組み合わせたことにより、お洒落でカッコ良いものに仕上げることができました。